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昭和二十三年に無実の罪で銃殺されてから、五十九年祭になる。 昨年十二月二十二日、最高裁が不当な決定を出したことにより、冤罪を雪ぐことができないまま、来年は六十年祭を迎えることになるであろう。祖国に殉じられた英霊に対して、誠に申し訳ない限りである。
名越二荒之助顧問
一月二十八日(日)、午後一時三十分の集合までに百余名の参列者が、靖国神社の参集殿に集まった。本会の顧問である名越二荒之助先生が資料を駆使した特別講義をしてくださった後、原告および弁護団を先頭にして拝殿に昇った。 向井敏明少尉の次女である千恵子さん、野田毅少尉の妹であるマサさん、弁護団長の高池勝彦先生、本会顧問の名越二荒之助先生、そして本会の阿羅健一会長が参列者を代表して、玉串を奉奠した。両少尉をはじめとする英霊へ感謝と哀悼の誠を捧げるとともに、祖国の復興に力を尽すことを誓った。
阿羅健一会長
昇殿参拝の後、靖国会館において報告集会を開催した。時間の許す限り質問や意見を受けるように理事会で決めていたので、開会の時間を予定の三時から三十分ほど早めた。開会に先立ち、国歌の斉唱を行なった。はじめに開会の辞を兼ねて、阿羅健一会長が挨拶を述べた。つぎに弁護団を代表して、高池勝彦先生から裁判についての報告と説明を行なっていただいた。つぎに弁護士の小沢俊夫先生が紹介された。つぎに原告の向井千恵子さんと野田マサさんが、それぞれ挨拶をされた。お二人とも無念の涙を流しながらも、今までの支援に対する感謝の言葉を述べられた。 つぎに本会の相澤宏明事務局長が報告と連絡を行なった。裁判は終了したが、まだやらねばならぬことがあるため、今後の活動についての報告となった。
向井千恵子さん(左)、野田マサさん(右)
| 一、現在展開している「中国南京大虐殺記念館の向井・野田両少尉の写真撤去に関する請願」の署名活動は継続すること。 一、衆議院議員の平沼赳夫先生を会長とする国会議員連盟の旗揚げは、平沼先生の体調回復を待って行なうこと。 一、訴状、書証、判決などを取りまとめて、資料集を刊行すること。 |
以上の三点を核として、請願までは本会の活動を存続することが報告された。
この後、出席された方々からの質疑の応答と意見の拝聴を行なった。十分に時間を確保したので、挙手された方の全てを受けることができたと存ずる。 おわりに本会顧問の板垣正先生が閉会の辞を述べられた。挨拶というよりも叱咤激励というべき板垣先生の闘魂が燃え上がる檄により、元気づけられて、報告集会は終了した。
板垣正顧問
我が国と中華人民共和国との国交が樹立してから、今年で三十五年となる。日中友好を唱えながら、政府の高官だけではなく、与党や野党の要人たちも、「中国」の言うがままになっている。行政府も、立法府も、「中国」に媚びているのが、我が国の惨状である。
そして、司法府すらも「中国」に媚びる時が来たのか。いわゆる「南京事件」なる虚構から七十年とされる今年、祖国の尊厳を守るため、先人の名誉を守るため、歴史の真実を守るための戦いは正念場を迎えている。
祖国を復興させるため、今日の敗北や屈辱を糧として、明日の勝利と栄光に邁進しなければならない。火中に飛び込み、手負いとなろうとも、猪突猛進すべき年である。
(三澤浩一理事)